「なにしてんの」
「……っ!なんで…?」
私の腰から怜央くんの手を振り払ったのは
大神くんだった
「なんではこっちのセリフ
簡単に触らせんなよ」
大神くんの言葉に私はハッとした
きっとまた私は
怜央くんに隙を見せてしまってたんだ
あんなに大神くんに注意されてたのに
「先輩、行こ」
「ちょっ、大神くん…?」
怜「どこの誰だか知らないけど
俺、凪ちゃん狙ってるからさー
黙って引いてくんない?」
「どこの誰だか知らないけどさー
俺はだいぶ前からすげー好きだから
引くとか無理。あんたに先輩はもったいない」