「なんか…やばいかも」


歩いても歩いても
薪が置いてあるような小屋は見つからず
私はずっとさ迷っていた


「ていうかもう17時じゃん
その割になんか暗すぎな気が…」


きっともう練習終わってるだろうな
みんなお腹すかせてイライラしてるかも


「一旦引き返した方がいいかも
とりあえず道を照らすものを…」


カバンからライトを出してつけてみると


「えっ、なんで?…なんで!?」


何回つけたり消したりしても
ライトがつく気配はなくて
もしかしてと思い電池カバーを外すと


「電池入ってないじゃん!!」