みんなが山道ダッシュの練習の最中
私は火を起こすための薪を取りに
違う山道を歩いていた
「この地図を見た感じ
大体ここらへんなんだけどな……」
周りは見事に草で生い茂り
たまに隙間から見えるみんなを見ては
私は心の中で鼓舞をした
「…頑張れ、みんな」
そして頑張れ、……自分。
てかこんな遠い所から薪を運ぶとか
果たして私ひとりでいけるのか…
「今で16時半ってことは……
17時までにはきっと着くよね?
てか早く戻って火くらいは起こさないと
みんなに猛抗議されちゃうな…」
とりあえずもう少し歩こう
きっともうすぐだ