声をかけられて
私は皐月くんの方を振り向いた
その瞬間ー


ドンッー!


「っ!?」


私の視界に広い天井が映し出された
そしてすぐに次は


「マネージャー俺ずっとあなたの事が…」


「さっ、皐月くん!?」


なぜか私は皐月くんに
押し倒されてる状態になっていた


「皐月くん、足の痛み悪化するからやめて?」


「あんなの嘘に決まってんじゃん
マネージャーってさ、案外チョロいんすね」


「ちょっ、えっ…」


皐月くんの顔が次第に私へと迫ってくる
声が……出ない
なんで…?

もうダメだ
諦めたその時