「中村、いつもサンキューな」


「いや宮田くんが謝ることじゃないよ
あそこでああでもしないと
収拾つかない気がしただけだから」


「まぁ部としては初めての合宿だし
特に1年が浮き足立つのは
わからなくもないんだけどな〜」


「もしかしてキャプテンも水着が見たいとか?」


「んな訳あるか…!まっ、まぁ…
あわよくば中村の見れたら
ラッキーって感じだけどな!」


「ちょっと宮田くん、しばくよ?」


「冗談冗談!まぁ練習も大事だけど
思い出も作れたらいーな!」


「まぁ、うん…そうだね?」


ふいに大きな手が私の頭を撫で
不覚にもドキッとしてしまった
てか何よドキッて
とりあえず宮田くんは
いつも不意打ちすぎるんだって