「もー二度とやめてね?あんな事」


「あいつが悪いじゃん。先輩に構うから」


練習の帰り道、私が昼間の事を注意をすると
わかりやすいくらいにふてくされ始めた


「大体先輩があいつに色目使うのが悪い」


「や、そんな技持ってないから
とりあえず部の皆にバレたらあれだから
人前でああいうのはやめて?」


「あれでも抑えた方なんだけど」


「とにかく大神くんはすぐに
威圧的になっちゃうとこあるから
見てるこっちがヒヤヒヤする」


でも本当はちょっと嬉しかった
あんな風に誰かに守られるなんて
今まで無かったから