結月と電車に乗って帰る
電車の中で教室での話しをして
「木下 流聖に気に入ったとか
言われるみーたんすごいじゃーん」
『いや、すごいとかじゃなくて
あれはなんなの?私へのいじめ?
女から目線痛かったし』
「あの龍翔の総長と喋る女とか
いるんだね〜」
なによその目は
「しかもその相手がみーたんとか
なおさらすごいことだわ」
じーっと不敵な笑みで
私のこと見ないでよ
『そんなに女嫌いなの?』
「そうらしいよ?無口だし無愛想だし
笑顔を見せないしって。
でもそこがそそられるって言ってた」
結月は情報通で噂とか過去とか
その人のあらゆることを知っている
どこからそんな情報もらうのか
「じゃあ後でね〜」
駅につき十字路でわかれて
家に帰る
家の中は真っ暗
狭い箱に閉じこもっているような感覚
1人の家
寂しい家
私の家