「ねぇ澤田。次のゲームはいつ始まるか聞いた?」
 
 
 
「いや、俺は今んところ何も聞いてないけど…そうゆう新庄は何も聞いてないのか?」
 
 
 
「うん。だってあんたと同じで途中で帰らされたからね…。
 
 
じゃあまた夢の中で教えられるのかな…」
 
 
 
「それはありえるな。
 
 
でもいつ連絡が来るんだろ…。
こうしてる間クラスのみんなは殺し合いをしてるなんてなんか辛いな。」
 
 
 
澤田シュンとなり体を小さく丸めていた。
 
 
「男のくせにだらしないわよ。
 
 
切り替えなさいよ。終わったことは仕方ないとは言わないけど2人の分まで生きるんでしょ?」
 
 
「そうだな。頑張らないとな。」
 
 
 
そうやって話してるとママが飲み物を入れて部屋に戻ってきた。
 
 
 
「ほんと澤田君は昔の勇哉にそっくりね。
 
 
勇哉もよくこんな感じになってたよね?」
 
 
「栞…。それは愛美の前で言わないでよ。」
 
 
「ふふっ。だから澤田君も勇哉が私を守ってくれたみたいに愛美のことよろしくね。」
 
 
 
澤田は口に含んでいたジュースを吹きそうになりながら答えた。
 
 
「は、はい。頑張ります。」
 
 
何が頑張りますよ。
私が逆に守っちゃうよあんたなら。
 
 
 
それよりパパの意外な一面もしれたしなんか嬉しいな。
ママには弱いからなパパ。
 
 
 
そうして私達は1時間ほど話した後、澤田の親も心配するだろうと言うことで澤田を帰しその日はぐっすり眠った。
 
 
 
「3日後までに死んでください。
 
 
ゲームにクリアすると生き返ることができます。」
 
 
私はその日見た夢を忘れることはない。
 
 
ゲームに参加するのに死ぬ…?
何を言いたいのか何が目的なのか…
そして生き返るなんてそんな話を誰が信じるのか…。
 
 
このままずっと眠りにつきたい私はその一心だった。