「わたしのお腹に悟の子供がいるの!」


と・・・それを聞いた早紀は動揺してしまった。

言葉を選ぶことも、発することもできなくて・・・

結局、真彩が話していた。


「わたしね、どうしようか迷っていたの。だって就職がやっと決まっていたのに、これじゃ辞退しないとでしょ?」


と真彩は早紀に話した。

早紀は、ただただ頷くばかりだった。


「だから、本当は子供を堕ろしてしまおうと、さっきまで思っていたの!」


早紀は驚いた顔で真彩を見た。