その日が、光輝の亡くなった日に重なっていたのも、何かの縁だったのか・・・

3人はあえて考えなかった。

なのに、早紀が


「ねぇ、奇遇ね。今日決まるなんて・・・光輝のおかげかしら?」


と言ったのだった。

真彩は、そんな早紀の言葉に違う意味で安心した。


「よかった。早紀のこと心配してたんだよ!」


と真彩が言うので、


「真彩。ありがと!もう大丈夫だよ・・・」


という早紀の言葉がはっきりしてないのを真彩は見過ごさなかった。

やっぱり、強がりで言ってるんだなって真彩は思ったが、敢えて言わなかった。