短大の授業が終わり、例の専門学校の喫茶ルームにいると、向こうから息せき切った真彩がやってきた。



「早紀、たいへん!!!」



そう、真彩は言うのが精一杯だった。



「真彩、落ち着いて。」



と早紀が声をかけると、



「落ち着いてられないわよ!」



と真彩は更に興奮して言った。



「どうしたの?」



そう、早紀が言うと、やっと



「早紀、落ち着いて聞いて・・・」



と今度は真彩のほうが早紀に落ち着くように言った。