光輝自身はこんな事は何度もあったが、早紀のことを考えるといろんな意味で急ぐことはできなかった。

でも、早紀の心の中では決心していた。

本当は、こんな状態になるのは予測していなかったが・・・


「光輝、さっきは、ありがとう!」


と早紀は心をこめて言った。

そんな早紀の言葉に、いつも光輝は動揺してしまう自分が恥ずかしかった。


「ああ。俺は早紀と一緒にいられるだけでも嬉しいよ!」


と光輝は心から喜んだ。

そして、光輝は、そっと早紀の顔に近づいて・・・

早紀が逃げないのを確認しながら、口にキスをした。

それから、早紀をソファーに寝かした。

早紀は、何も抵抗することなく、全てを光輝に預けていた。

光輝は、そんな早紀の行動に凄く嬉しくって、早紀を真綿でも触るごとく大事に早紀を抱いたのだった。