どのくらい時間が経ったのだろうか?

早紀は、だいぶ落ち着いた。

上半身を起こして、光輝が持ってきてくれてあった水を飲んだ。


「ああ、良かった。」


と光輝は奥の部屋から、入ってきた。


「光輝、ありがとう。もうだいぶ気分よくなったわ。」


と早紀が言うと、


「早紀が良ければ、泊まっていってもいいんだけど・・・無理だよな?」


と光輝が言った。