二人が席に案内されると、


「なぁ、早紀の知り合い?」


と光輝は聞いた。


「うん、親戚のおばさん。」


と早紀が答えた。


「へぇ、早紀のおばさんなんだ!」


と光輝が言うと、


「実は、この近くにうちの別荘があって・・・」


と早紀が言い終わるか終わらないうちに、


「早紀って、もしかしてお嬢様???」


と光輝は聞いてしまった。


「私は、普通の人間だよ!」


と早紀はちょっと怒った感じで言った。