二人が光輝のお墓参りにいった日、早紀の家まで和輝が送って行った。


「和輝さん、あがって行ってください。」


と早紀が言ったので、もちろん和輝はひとつ返事で家の中へと入った。


「コーヒーでもどうぞ・・・」


と早紀が言うと、プルルルルと電話が鳴った。


「はい、神野です。」


と早紀が電話に出ると、真彩からだった。