もちろん、早紀は縦に頭を振っていた。

すると、和輝の顔が早紀の顔の近くまで来て、軽いキスをした。

早紀は、そんなキスに凄く嬉しい気持ちでいっぱいになった。

そして、和輝はギュウッと早紀を抱いて、もう一度キスをした。

今度のキスは、さっきとは違い深く激しいものだった。

でも、そのまま和輝は顔を離して、


「今度、光輝のお墓参りに一緒に行こう!」


と言った。


「ええ、是非!」


と早紀は顔を高揚しながら答えていた。