「神野、俺の元上司・・・山本さんだ。」


と佐々木が、その標準語を話す上司を紹介した。


「山本です。よろしく。神野くんも関東から来たんだよね。」


と早紀に声をかけてきた。


「はい、言葉にまだ慣れていなくて・・・山本さんの言葉は思わず懐かしく感じています。」


と早紀は言いながら、ちょっとまずいかな?とも思ったが、佐々木たちのことは気にしないで話すことにした。