瑞希SAID

私が入院してもうすぐ1カ月がたとうとしていた
野球部のメンバーとはメールやLINEでは話すが誰も見舞いには来ていない
軽音部のみんながたまに来てくれて野球部の話をしてくれる
どうやら甲子園の切符を手に入れるまでは合いに行かない!!と言っていたとのこと
それがみんなの優しさかな♪ってかんじている
治療は結構しんどいものでなかなかみんなに笑顔で対応できない状況なのは間違いないからだ

担当医の青葉先生は結城の兄貴らしくちょこちょこ話をしてくれている
みんなが頑張っているから私も頑張れる!!それが唯一に励みだ

けど自分の体の変化にはきずいているつもりだ・・・薬は日に日に強いものを投与されるが一切なおってはいなくて・・・むしばまれている感覚に陥る・・・髪も抜け落ちてしまった
後私はどれくらい生きられるのだろうか・・・と思う


決勝戦の日私も覚悟を決めた・・・・

担当医の青葉先生が親と一緒に病室にいる話すなら今しかない・・・
瑞希「先生・・・おかあさん話があります」

青葉先生「どうした??改まって?」

瑞希「先生私の抗がん剤治療もうやめてもらえませんか??」

先生・母「「えっ!?」

瑞希「先生たちは何も言ってはくれないけど自分の体は自分がよくわかってるつもりです・・・私もう長くはないですよね??腫瘍があっちこっちにできていて・・・膝や肺・喉にもありますよね??たぶんあっちこっちに転移があるような気がしています
隠さないでください・・・解っていますから・・・そのうち脳がやられるのも時間の問題・・治らない病気にもうこんな苦しもたくないです・・・苦しむなら最後まで思いっきりやりたいことやって悔いなく生きたい!!このままベッドで病院ずけで無理やり寿命を延ばしてまで行きたくないです」

母「瑞希」と涙めな母親

青葉先生「お母さんもう隠すのはやめましょう多分本人が一番自覚しているのかもしれませんから」

母「はい・・お願いします」

それから青葉先生は淡々とすべてを話してくれた・・・私の段階はすでに癌の終末期であること・・残された時間は1カ月これは自由に動ける時間がということらしい
私は病院に通うことを前提に
抗がん剤治療を中止した・・・

明日から家に戻る
1か月ぶりの帰宅だ
自宅で生活し通える範囲学校にも行くよていだ

そしてこの私にとっての最後の夏
甲子園で見送るまでは絶対死なない
そう心に決めたのである




野球部も見事に決勝戦で優勝して甲子園の切符を手に入れたのだ!!