「全部和登くんから聞いたのよ。和登くんは頼もしい旦那さんであり、親ね…」






本当はあたしが和登を支えなきゃいけないのに支えられてばっかりで…






あたしも和登の役に立ちたいし、頼ってほしいな。






和登に“頼もしい”って思われるような人間にならなくちゃ。






「お母さん、よろしくね…今から姫見てもらうことはできない?明日のライブの練習があるんだけど…」






「わかったわ!明日は思いっきりはっちゃけなさい!お母さんとお父さんはいつでも応援してるのよ?」






「ありがとうお母さん!」






ライブは楽しい。






お客さんのたくさんの笑顔が見れるから。






たくさんの人を自分が笑顔にしてるんだって思うと嬉しい。