なんやかんやと盛り上がり、ケーキも食べてお腹がいっぱいになった。
「香奈、はい!これあたしからのプレゼント」
「ありがとぉー!開けていい?」
「あ、待って。あたしが帰ってから!」
「え〜。」
なにやらいびつな形をしてるけど…。
はやく開けたぃっ!
「ごめんね香奈ちゃん。俺さっき知ったばっかりでさなにも買ってないんだ」
「や、全然!気持ちだけで十分です」
友達の彼氏からなんてそんな、気持ちだけでホント十分です。
「じゃ、あたしとこいつはもう帰るね!あとは二人でラブラブしなさいっ」
そう言ってそそくさと帰っていったミカカップル。
「……ラブラブすっげぇしてぇけど」
「うん、まずこれだよね」
テーブルのうえの大量に積み重なった洗い物。
ミカ達、きっと片付けしたくなくて帰ったな?
まったく。
「よし、やるかぁ」
「はーい!」