「ええぇーっ!?アンタチョコ食べれるの!?」


私はまだ周りに数人の同じ学校の生徒が

いるにも関わらず、大きな声を出した。


この前はいらないって言ってたじゃん!!


『………なんだよ』


「え、チョコ好きだったの!?」


『………いや、そんな好きじゃない』


……じゃあなんで食べたんですか?

と、疑問に思ったけど……


「可愛いとこ、あるんだねぇ」


『は?』


さっきの、手を出したのが顔に似合わないくらい

可愛く見えたからいいとしよう、うん。


『お前、意味不』


ぐしゃっと私の髪をつぶした。