このまま、消えてしまいたい。 そう思って、海に一歩、足を進めた時だった… 「何してんだよ。」 「えっ、その、えっと…」 驚きのあまり、言葉が浮かばない。 「風邪、引くぞ。」 そう言って、身につけてたマフラーを巻いてくれた。 これが、彼との出逢いだった。