次の日は、 机に「しね」と書かれていた。 幸が消そうとして、必死に机をこすってた。 「もう、いいよ。 ありがとね、幸。」 なぜか、涙が込み上げた。 幸の名前は、琉山 幸。 あたしと違って、成績もよくて、顔立ちも可愛らしい。 性格も、明るくて、いつも幸の笑顔に救われてた。 大好きでじまんの親友だった。 そんな幸の悲しい顔を見るのが何より辛かった。