僕の心は落ち着いていた。
コウと出会ってから、授業をサボることもほとんどなくなった。
僕たちは音楽室でピアノを通しての交流を着実に深めて行った。
「静かにしてください!」
学級委員長の声が響いた。
「なにか意見でも出してくれないと、学級会を進めようがないんですけど」
来月行なわれるクラス発表の演目を決めようとしているのだが、ちっとも意見が出てこない。
委員長は切れそうな顔で、クラス全体を見回した。
「はい!」
ユウキが挙手した。
コウと出会ってから、授業をサボることもほとんどなくなった。
僕たちは音楽室でピアノを通しての交流を着実に深めて行った。
「静かにしてください!」
学級委員長の声が響いた。
「なにか意見でも出してくれないと、学級会を進めようがないんですけど」
来月行なわれるクラス発表の演目を決めようとしているのだが、ちっとも意見が出てこない。
委員長は切れそうな顔で、クラス全体を見回した。
「はい!」
ユウキが挙手した。