そこに芝山が現れた。
「おまえら、廊下で聞かせてもらったぞ。全く何回俺を泣かせれば気が済むんだよ」
芝山は真っ赤に泣きはらした目で全員の顔をためすがえす見つめて、そしてまた泣いた。
「先生、早いって言ってんだろ!俺たちが優勝してから泣いてくれない?」
ユウキが笑って言った。
でもユウキの目も芝山同様真っ赤にはれている。
「なんか最高だよね、この組」
サオリが笑った。
そしてどこからともなく、
「6の1,6の1,6の1‥‥」
という手拍子に合わせたコールが起こった。
いつの間にか大合唱になり、全員がこの心地よさに酔っていた。
この瞬間が永遠に続いてほしいと誰もが祈った。
「おまえら、廊下で聞かせてもらったぞ。全く何回俺を泣かせれば気が済むんだよ」
芝山は真っ赤に泣きはらした目で全員の顔をためすがえす見つめて、そしてまた泣いた。
「先生、早いって言ってんだろ!俺たちが優勝してから泣いてくれない?」
ユウキが笑って言った。
でもユウキの目も芝山同様真っ赤にはれている。
「なんか最高だよね、この組」
サオリが笑った。
そしてどこからともなく、
「6の1,6の1,6の1‥‥」
という手拍子に合わせたコールが起こった。
いつの間にか大合唱になり、全員がこの心地よさに酔っていた。
この瞬間が永遠に続いてほしいと誰もが祈った。