話し合いの結果、晋也が神楽を継ぐ事になった。

最後まで拒否し続けた雛子だったが、神楽を継ぎ、桐生院に嫁ぐのは難しいと判断した。

「おじ様…よろしくお願いします…」

雛子は畳に頭が付くほど深く頭を下げた。

長きに渡る確執は、今、やっとなくなったのだった。