それから二カ月後の六月上旬。

パラパラと小雨の降り続く梅雨の季節。

教室の時計に目をやると、

12時35分になろうとしていた。

あと5分で昼休みだ。

今日は平凡に過ごせるのかな?

空模様が僕の心にリンクしたかのように

真っ暗になった。