確か……この異常な束縛は病気で病名もあったはず。

パラノイアだったかも知れない。

箱入りなんてレベルじゃない。

病的束縛、病的管理だった。

そして家族全員、私をストレスの捌け口にして、拳や言葉で私を殴り続けた。

そんな家族だけど家族でない家族から、私はやっと簡単には追って来れない遠くへ逃れた。

それなのに……。

母は電話で私を追い続け、人間の屑らしく早く死ねと潰し続けた。

私はある日とうとう不安発作を起こし、過量服薬した。

彼が知らせないでと言ったが、病院が母に知らせ、姉と来た。

姉は母を連れて来ると、義兄に私を看病すると嘘をつき、実際はホテルに泊まり夜遊び三昧。
帰りも地元の飛行場から、3つの市をタクシーで跨いで帰った。

義兄は迷惑かけられたと言う態度で、私はいつも汚名を着せられ続けていた。

だから親戚もいとこも見限り、本当に家族は子供だけだったのだ。

期待なんてするだけ悲しい。