その後、すぐに買い物を済ませると、
また競争のように家に帰った。

「何かあったら、言ってね。
俺隣だしさ」

「ありがとうございます」

お辞儀をして、家に入った。

「お、速いな」

「は…じゃなくて。うん」

「誰かにきーた?」

「うん、教えてくれた」

買い物袋を机において、早速料理開始。

「何作るのー?」

「お楽しみだよ。ほら、座っていて」

「ちぇー…」

藍は渋々、向こうのソファに座った。

「なぁ、少しは俺に慣れた?」

「まだ、1日なので…」

「んー…そういえば。俺高校生だけど、ホストやってんだよ」

「ホストって何?」

「っぶ、知らないの?!」

「うん…?」