「…」
「あ、もしかして人見知り?
あちゃー…。
ここ最近で引っ越してきたのかな?
何か見た感じスーパー…。
あぁ!」
何かに理解してくれたようだ。
この人察しがよすぎる。
「スーパー分からないの?」
「はい…」
「わ、喋った!可愛いじゃんか。
あ、ごめん。俺ナンパしてみたいだけど…。
キミあのアパートから出来たよね?
俺隣の部屋なんだ。
窪野 そらって言うんだ。よろしく」
「あ…、はい。窪野さん…、よろしくです…」
「何か本当にコネコちゃんみたい。
スーパーついていこうか?」
「いいんですか?」
「勿論」
ぺこりと頭を下げた。
この人本当にいい人だ。
「それに、初対面でもさほっとくなんてこと。
誰もしないよ」
そう気遣ってくれた。