「…酷い」
「ごめん。でも心配なんだよ」
藍はそう呟いて、俯いた。
「大丈夫だよ。私は」
「…じゃあさ、首輪買いに行くぞ」
「く、首輪??」
私が目を丸くすると、
意地悪そうに微笑んでいた。
「そうだよ、首輪だ」
藍が私を手を引っ張る。
その後、電車という乗り物にのって、あっという間に目的地へ。
「な、何ここ…」
「ここが、遊園地だ」
「人が悲鳴あげてるけど、大丈夫なの…??」
「ジェットコースターはそーゆうもんだ」
「へぇ…」
「お前は、怖いの苦手だろ?」
「怖いのって、どういう系??お化けは平気だけど」
「はぁ??女らしくねぇなー」
藍が少しだけ残念そうにした。