家に着くと、ワンピースに着替えた。
「友達と出掛けるときとか、学校に行くときの制服って重い…」
「着替えるのめんどいよね」
苦笑しながら、そらは服をハンガーにかけてくれた。
「今日は向こうでご飯、済ませたしお風呂入って寝る?」
「あ。寝る前に安定剤飲まなきゃ」
「そうだったね。お昼も1つ飲むんだっけ」
「うん、そそ。今日もうっかり忘れそうになった」
「忘れたら駄目だかんな」
「大丈夫。夕美と春と桃乃に、教えてもらうように頼んだ」
制服のポケットに薬の袋を入れておいた。
台所に行って、同じ薬を取り出してお茶と一緒に流し込む。
「洗い物俺がやるよ」
「えぇ。でも」
「そういうのは、俺に任せろよ。んー…、何ならお風呂掃除。出来る?」
「出来る!」
そらに言われて、お風呂を洗うけど綺麗なところしかない…。