そらとその後帰っていると。
「あのパフェ美味しかった?」
「うん、凄く」
「あれな。藍の手作りなんだよ」
「え?!」
驚く私にそらは思い出すように、話を続けた。
「藍は本当に頑張り屋だから、1人で何でもこなしちゃうんだよな」
「何か見ていると分かる気がする」
「藍は、あゆみにとって何?」
そらの声のトーンが少しだけ下がる。
「カッコいい弟みたいな感じ。それかお父さんみたいな」
「…へぇ。やっぱ凄いなぁ」
「何言ってるの?そらは旦那様なんでしょ?」
「……言って欲しいこと分かるなんて、さすがだね」
「そーかな」
今はもう初夏が過ぎていく。
もうそろそろで9月だ。
「運動会とかあるの?」
「あ。来月にあるよ。文化祭と体育祭」
「そか」