夕美と桃乃、春が言い合って。

それを大地が抑えている間。


私は蓮と喋った。


「ごめん…、そらを使う言い方をした…」

「もう言わないでね」


「うん…。許してもらえなくていい。だけどこれからは普通に接して欲しい」

「分かった」


「それと…無理しないで」

「うん…ありがと」


「そらとは順調?」

「うん。ちゃんと愛する人を見つけたよ」


「ごめん…」

「何が?」


ずっと後悔をしていた、と付け加えて蓮の瞳には涙が見えた。

「…昔、苛めてごめん…」