「だろ?」
藍がひょこっと近寄った。
「…俺さー。いつもコイツに飯作りに行ってるだけで、そらは散々に聞いて来るんだよなぁ…。
何してた、とか。
変なことしてないか、とか」
「うわ、痛いわ」
春が呟いて、桃乃も嫌そうな顔をした。
大地は呆れ顔で、
「新婚夫婦みたい」
なんて言っていた。
もう恥ずかしさで、そらが困っている。
「…私は嬉しいかも…」
「え?」
そらの声が、少しだけ嬉しそうだった。
「だって……嫉妬っていう気持ち…分かるから…」
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