「さっき、そらに言われたの。
『きつく言ってごめん。だけど俺には好きな子がいる』って。
貴方のことを、本当に疑っちゃったの…。
花瓶なんて、苛められて。
私は自分しか見ていなかった」
「誰だって間違いはあるんだよ」
静かに目を瞑る。
ヤバイ。
頭が凄く痛い…。
「あゆみ、痛いの…?!」
桃乃の声が大きくなった。だけど私は首を横に振る。
「大丈夫…」
「じゃあ今日はゆっくりして…?また来るわ。次は本とか持ってくるから」
ゆっくりと扉を閉めて、桃乃が部屋から出て行った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…