「お前、最近元気ないし。


笑顔があるなら、いいや。それじゃ作り方、教えろよ」


「うん」



藍と一緒にキッチンに立つ。
窪野さんに愛情をこめて。



1つの作業を丁寧に教えていく。


私が作るなら、きっとこうするだろう。

こんな隠し材料を入れるだろう。



そんな事も教えながら、小1時間で終了。



「す…っげぇー…!俺初めてシュークリーム作れた!!」

藍の瞳が輝いていた。

窪野さんの分も作って、お皿に盛り付ける。



不安もあったけど、ちゃんとふくらんで一安心だった。