移動教室。

私は隣の席の結華を見た。


「結華?結華!」


私は小声で結華を呼んだが全然聞いていない。


結華は目を輝かせながらずっと空を眺めていた。


「真面目に聞かないと高校入れないよ!」


私は前を向き、黒板を見た。