箱の中に入っていたのは、キラキラ光る指輪だった。


「いくらだったの?」
私は指輪を手に持ち、優斗を見た。


『値段なんて気にすんな☆』


そう言うと優斗は私の頭を優しく撫でた。


『誕生日おめでとう☆』


優斗はいつも優しいけど、今日はもの凄く優しかった。