「はぁ……はぁ……」
なんとか恐怖のお化け屋敷から抜けた私
「……動揺し過ぎだぞ…」
あの恐怖のお化け屋敷に入ったというのになぜか冷静な百合亜が呆れた様な表情をしてこっちにきた
「だ、だって怖かったもん!」
「確かに怖かったがそれほどでもなかったぞ…クチコミでは怖いって言ってたのにな」
「う~…」
そういえば百合亜はあまりお化け屋敷とかで驚かないタイプだったな…
「あ、でもあれだけ怖かったな」
「え、何々?」
百合亜が怖がったもの…一体なに…?


「ずっと後ろに落武者がいたことだな」


……え?


「ずっと私たちの後ろにいたな…走ってたときも」


え、わ、私そんなの見てないよ?


「外に出だ今でも菜々美の後ろにいるからな、すごいな、今の技術は、進化し過ぎて驚いたぞ」


え、いいい今でも後ろに………


「ぎゃぁああああああああああああああああああああああああああああ!」
私は恐怖心が一気に沸き上がり、その場から逃げた
「ちょ、菜々美!?なんで逃げるんだ!?」


今日知った新事実
百合亜が「見える」人だってことを…