フリーフォールが終わり、私はすぐさまトイレに走って向かった
なんでトイレにいったって?
……………ご想像に任せよう
私はやることを終え、トイレから出ると、トイレから近い木の下には辻がいた
「大丈夫か?」
心配した様子で私に近づいてきた辻
「だ、大丈夫だから…」
「……本当か?」
なぜかやけに辻は私のことを心配してる
「……どうして」
「うん?」
「どうして私を心配するの…?別に私のことなんて…」
わ、私!?なにいってんの!?な、なんでこんな台詞…言っちゃったの……?
「…あのな、大沢、俺らはいつも喧嘩ばっかだよな」
「…そうだけど」
「俺な、ジェットコースターを乗った後、いやバスに乗った後、お前顔色悪かったからもしかして酔うタイプかなと思って、案の定だったってわけだ」
私が酔いやすい体質っていうことわかってたんだ…」
「後さ……


仲間を心配しない奴なんて、仲間とは言えないだろ!」


辻が笑顔でこういった
………辻
「…うんじゃ行こ」
「うん?」
「別の乗り物に乗りに行こうよ!」
「え、あ、もう大丈夫か?」
「もう元気になった!次はどこいく?もちろん絶叫系ねっ!」
「え、よ、酔うぞ!?」
「その時は辻に対処してもらおっかな~♪」
「う、うんなことしねえよ!ゲロ子!

「ちょ……ゲロ子はないでしょ!?この子供!」
「子供って誰にいってんだよ!」


………また喧嘩しちゃってるだけど、さっきの言葉、絶対に忘れないから
私は辻の手を握って、目的の乗り物の元へ行った