「楽しかったなっ!」
「そ~だね~!」
あんな地獄を体験したのに元気な子供と赤井
「う、うえ……」
またバスに乗っていたときの様に顔が青白くなっている大沢(リバースはしてない)
「………」
顔は涼しそうに保っているが、少し体が震えている会長
会長も実はジェットコースターが苦手なのか…?
「百合亜………高所恐怖症なのに無理して……もう」
そういって会長の側にいる平尾(ジェットコースターは大丈夫だったらしい)
会長って高所恐怖症だったのか
「………グズッ」
無言で涙目になっている天野
乗ってるとき泣き声が聞こえてきたのは天野が泣いていたからか
「……こ、こんな子供騙しなもの………僕には…」
ジェットコースターに乗ったせいか変な事を言い出した絃弥
俺もダメージを食らっており、まだ恐怖感がある
……あのジェットコースター、もう行きたくない
「次、どこ行くのか?」
会長がいった
…できたら絶叫系以外がいいな
「あ、あの……いいですか……?」
そういったのはまだ涙目の天野
「ひかりん、どうしたの?」
「みんなで回るよりも……ペアになって……回らない……?」
「ペアか…」
会長が天野の意見を聞き、考えていた
「いいな!それでいこう!…でもペアの分け方は?」
「会長、くじはどうでしょうか?」
いきなり絃弥がなんか箱を持っていった
どこからその箱を持ってたんだ
「先の色が一緒の人同士でペアになる……でいいでしょうか」
「そ、そうだな いい考えだ」
「そうですか、ではまず会長から引いてください」
「あ、ああ」
順々と俺らはくじをひいた
俺の色は赤か
「ねぇ…圭斗くん……何色…?」
涙目ではなくなった天野がこっちにきていった
「赤だけど」
「わ、私と一緒……だね」
俺は天野とペアか
みんなもペアが決まったらしく、
会長と平尾
大沢と子供(正喜)
赤井と絃弥
そして俺と天野になった
「では12時、お昼までペアと行動だ!解散!!」
会長の声で俺らはバラバラになった


俺視点だと俺と天野の状況だけしか書けないので、全員の視点から見ていこうと思う