「すごいぜっ!」
子供(別名辻正喜)は入場したとたん、声をあげた
「…こう見ると辻が子供に見えてしまうわねー…」
呆れた様な声で大沢は正論をいった
「で、まずどこに行くんだ?」
俺がみんなに質問したら、
「「「「「ジェットコースター!!」」」」」
会長、子供、大沢、赤井、平尾がすぐ声をあげていった
……まずジェットコースターからか
「うんじゃ決定だぜ!」
「ま、待ってみんな!僕たちは同意してないっ!」
絃弥が反論した
同意してないのは、絃弥と天野、そして俺
「まず最初にジェットコースターっていうのはキツいんじゃ……」
「うんな訳ないだろう、それとお前ら、ジェットコースターが苦手か?」
ギクッ
……………
反対派、俺も含めて図星だった
「だよねー!否定しているみんな、苦手でしょ?」
グサッ
赤井の言葉が心に刺さった
「苦手って……光ならしょうがないけど、男子が苦手って…」
グサッ
大沢の言葉も心に刺さった
黙れ、酔いやすい体質め
「…そんな男子は引くわね………ダサい」
グサッ
平尾の言葉も心に刺さった
特に最後の「ダサい」っていうとこりが一番辛かった
「お前らジェットコースターに乗れないなんて子供だな!」
「「お前だけには言われたくない!」」
俺と絃弥が声を合わせて正喜に向かって叫んだ
こいつだけには子供とは言われたくない……!
「わかりました…受けてたちますよ………ジェットコースター…!」
絃弥が正気ではない事をいった
「い、絃弥……」
「圭斗くん……みんなに色々言われて悔しくはないのかい?」
「まぁ、悔しくはないといったら違うが……」
「わ、私も……乗ります…!!」
天野も正気ではない事をいった
「さぁ、市岡 貴様は乗るのか?」
会長が挑発している様な口調でいった
「しょうがないな………乗ってやるよ!」
さぁ、地獄の時間の始まりだ