俺らは長い長い買い物を終え、会長の家へとむかった
俺の親に会長の家で夕御飯を頂くことをいい、許可をもらった
他のみんなも親からは許可をもらっているらしい
「で、会長、いつ家に着くんですか?」
絃弥が会長に質問した
「もう少しのはずだ……ほら着いたぞ」
ここが……会長の家……


俺らの目の前には大きな門があった


ここが会長の家!?
「ああ、私だ 開けてくれ」
会長は門の下の方にあったインターホンで何か話している
そうすると、門がどんどん開いていった
そして門が完全に開くと、森が現れた
「あ、こっからは私の家の敷地内だが、迷いやすいから私から離れないように」
………ここ、会長の家の敷地内なんだ……
会長すごすぎ


「着いたぞ!」
やっと会長の家らしいところに着いた
………約20分後に
激しい道だったからかみんな息切れしていた………会長以外
家の外観はThe 豪邸って感じだった
………会長はこんなところに住んでいるんだ…
「では、中に入るぞ」
会長が玄関らしきドアを開けると……


『おかえりなさいませ、ご主人様、お嬢様』


メイドさんが大量にいた
『!?』
会長以外全員が驚いた顔をしていた
「な……なんで……メイドさんが…」
「す……すげぇ……」
大沢と正喜が同時にいった
二人の顔は驚きと興奮が混じった様だった
「?普通に家にはメイドが居るもんだろ?」
『居ないわっ!!』
俺たちは会長の言葉をすぐさまつっこんだ
「お嬢様、お荷物をお部屋まで運んでおきます」
「ありがとう、セザンヌ あと今から台所へいく 邪魔はしないでくれ」
『わかりました、お嬢様』
メイドさんが声を合わせていった
……すげぇ
ていうかあのメイドの金髪の人セザンヌっていうんだ
てか日本人なのか?
「……ねぇ、市岡くん……」
俺に声をかけてきたのは天野だった
「どうした、天野」
「すごいな………って思って……」
「俺もだ」
「だよね……」
「なぁ、天野、もしかしてメイドさんに憧れているのか?」
「!?……別にそんな訳じゃ……」
天野の顔が一気に赤くなる
「……図星だな」
「………うん…」
「俺、天野のメイド姿、似合うと思うぞ」
「!?」
天野の顔がより赤くなった
「大丈夫か、天野!?」
「ひぇ……かわいい……って………」
もっと天野の顔は赤くなっていった
「お、落ち着け!」
「みんな、こっちこーいっ!」
いつの間にか制服から着替えていた会長が手招きしていた
「今から台所へ行くぞー!」
「天野……行けるか?」
「……………うん………」
俺はまだ赤面のままの天野と一緒に会長の後ろに続いて歩いていった