俺は次にお菓子売り場にいった
……子供っぽいって思った人もいるかもしれないが、お菓子売り場って結構見るのは楽しいんだよ、これが
色んなお菓子が売っている……………あ、このチョコ、うまそう……
俺はそのチョコのパッケージに手をのばそうとしたとき、
「おい」
誰かが俺に声をかけてきた
この声は………
「どうした、ぼっち状態か、けいとんはw」
「男が一人でお菓子売り場にいるって……かなりの殺風景だよwけいとんw」
俺に声をかけた主は正喜で、後ろには絃弥がいた
あと「w」つけるな
「ぼっちいうな」
「ぼっちじゃん、この様子みたら」
「確かにそうだけど……てかお前らはどうしたんだよ」
「僕たちはずっと自販機前の椅子に座っていたけど、暇になったからただ歩いただけさ」
「でも、腹減ったー……」
正喜の腹から「ぐ~~」と情けない音が聞こえた
「そういや、あそこで肉の試食があったぞ」
「肉!?」
いきなり正喜が声をあげた
「お、おい、どこであるんだよ!!」
「あっちの方だ」
俺はお肉売り場の方を指差す
「サンキュー!いってくるな」
正喜は光の速さでお肉売り場へと走っていった
「圭斗は行かないのか?」
絃弥が話しかけてきた
「さっき、食べてきた あとそれと………


赤井が試食の肉、全部食べたからもう肉無いと思う」


そう、あのとき赤井が全部食べたのだ
…………そう、全部


しばらくして正喜が泣きながら帰ってきた
………ごめん