「紬美(つむみ)大丈夫か?」

背中をトントンしてくれる金髪さんの肩に顔を押し当てた。


「うん…」

なんか安心する。
顔上げたくない。
離れたくない。

落ち着いてきたアタシ。

「どうした?いきなり」

「高いところ怖い…」

「は?そんなことかよ」

「そんなことじゃないよ!!」

肩に埋めていた顔を、つい上げてしまった。

もう、やだ…。怖い!!


「もうやだー……」

泣いているアタシに「大丈夫だから」と言いながら背中をポンポン叩いてくれる金髪さん。