「来てください」

「なんで?」

理由はいいから、来てよ……

こ、怖い!!

震えてきた。

もういい!

アタシが動く!

よし!!

立ち上がった瞬間……

ガタッ

ちょっと揺れた。

しかも!

視線が窓の外をとらえてしまった。


もうやだ!!

怖いよー

その場で固まり、涙を流す私。

「ど、どうしたんだよ!?」

「えーん。……怖いよー……ぐすっ」

「は?何が?」

戸惑っている金髪さん。
だけど、「とりあえず、来いよ」とアタシの腕を引っ張った。

バランスを崩したアタシは、金髪さんの方に倒れかかった。
そして倒れる前に抱き上げ、自分の膝に乗せた金髪さん。