「ねぇねぇ梨菜!!"水晶塔の少女"って知ってるー?」
「へぇ?」
突然親友に話しかけられて
思わずスッポ抜けた返事をしてしまった
「へぇ?じゃないよ!"水晶塔の少女"だよ!」
「"水晶塔の少女"?」
私がそう返したら
一瞬顔を顰める栞菜
「そう!昔からの言い伝えで水晶塔の少女って呼ばれた美少女が忽然と姿を消すって話!」
「え、違うでしょ」
栞菜が自慢気に話しきると
侑介が食い気味に話に割り込んできた
「水晶塔に住んでた美少女が水晶塔取り壊しの時に遺体も発見されず、山中探しても見つからなかったって話だろ」
「あー、そうだっけ?」
目立つ金髪を揺らしながら
首を傾げる栞菜
「うわ、適当…」
私が笑いながら呟くと
三人とも顔を見合わせて笑った
私達はここ、クリスタル学園で
平和に暮らしていた
クリスタル学園は寮が2つに別れていた
ブラック寮とホワイト寮だ
制服の色も違っていて
塔も違うからあまり関わる事がない
私と栞菜と侑介は小さい頃からの幼馴染で同じホワイト寮だった
今年は新入生の人数が少なく
私達を入れて15人だけで
上級生達は焦っていた様だ
上級生とも寮、教室共に階が違い
あまり関わる事がなく
基本は私達15人で生活している感じだ
「へぇ?」
突然親友に話しかけられて
思わずスッポ抜けた返事をしてしまった
「へぇ?じゃないよ!"水晶塔の少女"だよ!」
「"水晶塔の少女"?」
私がそう返したら
一瞬顔を顰める栞菜
「そう!昔からの言い伝えで水晶塔の少女って呼ばれた美少女が忽然と姿を消すって話!」
「え、違うでしょ」
栞菜が自慢気に話しきると
侑介が食い気味に話に割り込んできた
「水晶塔に住んでた美少女が水晶塔取り壊しの時に遺体も発見されず、山中探しても見つからなかったって話だろ」
「あー、そうだっけ?」
目立つ金髪を揺らしながら
首を傾げる栞菜
「うわ、適当…」
私が笑いながら呟くと
三人とも顔を見合わせて笑った
私達はここ、クリスタル学園で
平和に暮らしていた
クリスタル学園は寮が2つに別れていた
ブラック寮とホワイト寮だ
制服の色も違っていて
塔も違うからあまり関わる事がない
私と栞菜と侑介は小さい頃からの幼馴染で同じホワイト寮だった
今年は新入生の人数が少なく
私達を入れて15人だけで
上級生達は焦っていた様だ
上級生とも寮、教室共に階が違い
あまり関わる事がなく
基本は私達15人で生活している感じだ