先生に会ってもきっと自分が苦しくなるから、なんて理由であれから先生の元へは行ってない

もちろん古典のプリントだって、だしてないし貰ってない

「こーこーねー。なんかあった…⁈」

私の顔を覗き込んでくる、藍里

「何もないよ…」

私はふっと笑って藍里を見る。

「そう……。ま、なんかあったら言ってね」

そう言って彼女は私にむかってグーサインをする。

私は小さく頷くことしかできなかった