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そうして今に至る。

私が回想に浸ってる間にもう英語が終わろうとしていた。

「おはよう、遅刻さん。」

彼女は、私がこの高校で始めてできた友達

春日井 藍里『カスガイ アイリ』

私は耳を抑えながらうつむく

「その話はやめて………」

彼女はふふっと笑って私を見る